中学部

[中学部]理科「骨と筋肉のはたらき」

理科では、動物が体を動かす仕組みについて学習しています。

初めに、”ニワトリ”の手羽を使って、骨と筋肉と腱の働きについて観察します。

筋肉には、エネルギーを供給するための血管がめぐらされていることも確認できます。

手羽についている筋肉を引っ張ってみます。

筋肉が収縮する力が腱を通して骨に伝わり、関節を動かして手羽先がはね上がります。

次は、セキツイ動物と比較するために、無セキツイ動物の中でも軟体動物である”イカ”を解剖します。

”イカ”の体内を開いてみても、セキツイ動物のように体を支える背骨のような物は見当たりません。

透明な軟骨のようなものが1本通っていますが、”イカ”の先祖である貝の殻が体内に残ったものであると言われています。

”イカ”に骨はなく、”ろうと”という部分で海水を吐き出し、軟らかな”ひれ”や”うで”を巧みに使いながら泳いでいることが分かります。

解剖して実物を直に目にすることで、実感を伴った学びにつながりました。

一人一人に応じた体験的な学びの機会を大切に指導してきたいと考えています。

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