中学部
[中学部]理科「植物と水」
理科の時間に、”吸水と蒸散の関係”を調べる実験を行います。
まずは、校庭にあるカキの木から小枝を4本採取します。
水蒸気の出口となる”気孔”をふさぐためにワセリンを塗ります。
葉の表と裏の違いを確かめるために、1本には葉の表側だけ、1本には葉の裏側だけに塗ります。
これら2本とワセリンを塗らないもの、葉を全て取り除いたものの4本による比較実験です。
さて、”蒸散”により、試験管の水の減り方にどのような違いがでるのでしょうか?
しばらく日光に当てて試験管の水の減り具合を見てみると…
明らかにワセリンを塗らないものの水の減り方が大きく、次いで葉の表側にワセリンを塗ったものです。
この結果から、葉の裏側に”気孔”が多いことが推察されます。
根から”吸水”された水分は、葉の裏側の気孔から水蒸気となって大気中に拡散していく”蒸散”について理解を深めることができました。