壁画「わたしたちの夢の夏休み」
プレイルームには、「わたしたちの夢の夏休み」というタイトルの鮮やかな壁画が飾られています。
平成元年に本校に在籍していた児童生徒と教職員による大作です。
脇に飾られた富山近代美術館からの感謝状には、「わたしたちの壁画’90」に出品され多くの人々に深い感銘を与えた…とあります。
細かく見てみると…
人魚の色とりどりの鱗は、子供たちの指跡でしょうか。
大樹の葉には、本物の葉を版として型写しが行われています。
ピンクの花畑には、スタンピングの技法が…
レース紙を組み合わせて透明感のある魚に…
燃えるような太陽は、子供たちの手による”ぬたくり”に違いありません。
どこを切り取っても元気な子供たちの”笑顔”にあふれています。
きっと、当時の子供たちが先生と相談しながら、「こんな夏休みにしたいなあ…」と夢を膨らませたのでしょう。
描かれている子供の絵はそれぞれタッチが違い、表現したいものを各々が自由に描いた様子が見て取れます。
子供の実態に合わせて表現方法を工夫し、一人一人の”夢”を形にしたのだと思われます。
34年たった今も色あせることなく、プレイルームで学習に取り組む子供たちを、明るく力強く励ましています。
さあ、間もなく夏休み。
今年は、どんな”夢の夏休み”が、子供たちを待っているのでしょうか?